最新の特殊詐欺 手口一覧
「自分は大丈夫」と思っている人ほど狙われます。家族で必ずお読みください。
⚠ 令和7年の北海道の特殊詐欺被害は過去最悪レベル
警察庁発表によれば、令和6年の特殊詐欺被害額は全国で約720億円。1日あたり2億円以上が騙し取られています。手口は年々巧妙化しており、「ニュースで知っているから自分は大丈夫」では防げません。下記の手口を一通り読んで、頭の引き出しに入れておきましょう。
① オレオレ詐欺
息子・孫・甥などになりすまし、緊急の金が必要だと電話で訴える、最も古典的かつ被害金額の大きい詐欺。
▶ 典型的な手口
- 「オレだよ、オレ」「携帯壊しちゃって電話番号変わった」と電話してくる
- 「会社の金を使い込んでしまった」「人身事故を起こして示談金が必要」と訴える
- 「上司」「弁護士」「警察官」が出てきて、もっともらしく説明する
- 「現金を駅で受け渡したい」「コインロッカーに入れて」と 対面or自宅集金 を求める
▶ 騙される心理
- 「家族の声が変だな」と思っても、「風邪をひいた」「事故で気が動転している」と説明されると信じてしまう
- 「すぐに用意しないと大変なことになる」と急かされると判断力が落ちる
- 会社の上司・弁護士・警察官など権威が出てくると疑いにくい
▶ 防ぐ方法
✓ 電話を切って、自分で家族の電話番号にかけ直す
これだけで99%防げます。「番号変わった」と言われても、必ず元の番号にかけ直す。出なければ会社や奥さんに確認。
✓ 「家族の合言葉」を決めておく
「子供のころのあだ名は?」「飼っていた犬の名前は?」など、家族にしか分からない質問を1つ決めておく。
✓ 「お金の話が出たら詐欺」と覚える
電話で「お金」「振込」「現金」「カード」の話が出たら、それだけで100%詐欺と疑ってOK。
② 還付金詐欺
市役所・税務署・年金事務所などの職員を装い、「還付金がある」と言ってATMに誘導し、逆に振込操作させる詐欺。
▶ 典型的な手口
- 「市役所の保険年金課の○○です。医療費の還付金が△△円あります」と電話
- 「手続きの期限が今日まで」と急かす
- 「ATMに行って、こちらの番号にお電話ください」と誘導
- ATMで言われたボタンを押すと、実は自分の口座から相手に振込している
本物の役所は 「ATMで還付手続き」 をさせることは絶対にありません。
▶ 防ぐ方法
✓ 「ATMで還付」と言われたら100%詐欺
ATMでは還付金は絶対に受け取れません。ATMでできるのは「お金を出す」「お金を入れる」「振り込む」だけです。
✓ 役所に直接かけ直す
電話を切って、役所の代表番号に自分でかけ直す。本当に還付があれば書類が届きます。
③ キャッシュカード詐欺盗(カード盗難)
警察官・銀行員・金融庁職員を装い、「あなたのカードが不正利用されている」と訪問し、カードと暗証番号を奪う詐欺。
▶ 典型的な手口
- 「警察ですが、あなたのカードが暴力団に使われています」と電話
- 「銀行協会の職員が古いカードを回収に伺います」と続く
- 訪問者が来て、「封筒にカードと暗証番号メモを入れて、印鑑を取りに行ってください」
- 戻ってきたら封筒の中身が偽物にすり替わっている
警察も銀行も、キャッシュカードを家まで取りに来ることは絶対にありません。暗証番号を聞き出すこともありません。
▶ 防ぐ方法
✓ カードを誰かに渡す瞬間が来たら詐欺
配偶者にも、警察にも、銀行員にも、カードを渡す必要は絶対にありません。
✓ 家に来た人を絶対に家に上げない
玄関で対応し、相手の名前と所属をメモしてから、その組織の代表電話に確認電話。
④ SNS型投資詐欺(最近急増中の手口)
FacebookやInstagramの広告、LINE、マッチングアプリなどから「儲かる投資があります」と勧誘し、偽のサイトに送金させる詐欺。令和6年は1000億円超の被害。
▶ 典型的な手口
- 有名人(前澤友作・堀江貴文・著名アナウンサーなど)の写真付き広告がSNSに表示される
- 「無料の投資講座」のLINEグループに招待される
- 講師(実在の証券アナリストを名乗る)が毎日、運用成績を見せて信頼させる
- 「特別枠でこの銘柄を買えます」と誘導され、専用サイトで取引画面を見せられる
- 最初は少額の出金ができるが、まとまった金額を振り込むと出金できなくなり連絡も途絶える
本物の有名人がSNS広告で投資を勧めることはありません。すべて偽物(顔写真の無断使用)です。
▶ 防ぐ方法
✓ 「金融庁登録番号」を金融庁HPで確認
本物の証券会社・投資顧問は
金融庁の登録業者リスト に必ず載っています。LINEで送られてきた「登録番号」もコピペで検索。
✓ 「絶対儲かる」「特別枠」「あなただけ」は100%詐欺
真っ当な投資には元本保証はありません。「絶対」「必ず」「特別」のキーワードが出たら即ブロック。
✓ 当サイトの金融庁 無登録業者リストを確認
このサイトには金融庁が警告した北海道関連の無登録業者を掲載しています。検索してヒットしたら即取引停止。
⑤ ロマンス詐欺(国際恋愛詐欺)
マッチングアプリ・SNS・メールで「外国人の医師」「軍人」「実業家」を名乗り、恋愛感情を利用してお金を送らせる詐欺。
▶ 典型的な手口
- 「シリア駐留米軍の軍医」「国連職員」「外資系投資家」など身元確認しにくい職業を名乗る
- 毎日メッセージでロマンチックな会話を続け、結婚を匂わせる
- 「軍からの退職金を日本に送りたいが、税金や手数料が必要」「会いに行く航空券を立て替えて」と金銭要求
- 会うことは絶対にできない(コロナ・戦争・任務などを理由に)
▶ 防ぐ方法
✓ 一度も会ったことがない相手にお金を送らない
本当の恋人なら、まず会いに来るはずです。会えない理由が「お金が必要」だったら詐欺確定。
✓ 写真をGoogle画像検索で確認
プロフィール写真を保存してGoogle画像検索すれば、別人の写真の盗用が分かります。
⑥ サポート詐欺(PCの偽警告)
パソコンやスマホで「ウイルスに感染しました!」と警告画面が出て、表示された電話番号にかけさせる詐欺。
▶ 典型的な手口
- WebサイトでうるさいビープサウンドとともにMicrosoft風の警告画面表示
- 「すぐに03-xxxx-xxxxに電話してください」
- 電話すると「Microsoftサポートです」と日本語が片言の人物が応対
- 遠隔操作ソフト(AnyDesk等)を入れさせて、PCを乗っ取り
- 「修理代として5万円」「コンビニでGoogle Playカードを買って番号を教えて」と要求
Microsoft や Apple が Webブラウザ経由で電話番号を表示することは絶対にありません。
▶ 防ぐ方法
✓ 警告画面が出たらブラウザを閉じる
×ボタンが押せないときは、Ctrl+W(PC)、ホームボタン(スマホ)でアプリ強制終了。再起動すれば消えます。
✓ 表示された電話番号には絶対にかけない
かけた瞬間に詐欺師に繋がります。Google Playカードを買えと言われたら100%詐欺。
⑦ フィッシング詐欺(偽メール・偽SMS)
銀行・宅配・通販・税務署を装ったメール/SMSで偽サイトに誘導し、ID・パスワード・カード番号を盗む詐欺。
▶ 典型的な手口
- 「お荷物をお届けにあがりましたが不在でした。再配達はこちら→ https://yamato-jp.example.com/」
- 「【三井住友】不正利用の疑いがあります。ログインして確認してください」
- 「【国税庁】未払いの税金があります。今日中に支払わないと差押」
- リンク先は本物そっくりの偽ログイン画面 → 入力した情報を盗まれる
▶ 防ぐ方法
✓ メール・SMS内のリンクは絶対にクリックしない
銀行や宅配会社にアクセスする時は、必ずブックマークからまたは公式アプリから。
✓ 送信元アドレスを確認
本物の銀行は @smbc.co.jp など。@smbc-secure.com みたいな似て非なるアドレスは偽物。
✓ クレジットカード情報の漏洩が疑われたらすぐカード会社へ電話
裏面の電話番号にかけて利用停止依頼。
⑧ 架空料金請求
「有料サイトの利用料金が未払い」「動画サブスク料金」など覚えのない請求が、はがき・SMS・メールで届く詐欺。
▶ 典型的な手口
- 「総合消費料金未納のお知らせ」「民事訴訟最終告知」と書かれたはがき
- 連絡先電話番号にかけると「弁護士事務所」「法務省」名乗る
- 「今すぐ支払えば訴訟取り下げ」「コンビニで電子マネーを購入して番号を教えて」
法務省・裁判所・弁護士が はがきや電話で支払いを督促することはありません。本当の裁判は「特別送達」という郵便で配達員から直接受け取り、はんこを押します。
▶ 防ぐ方法
✓ 連絡しない・支払わない・捨てない(証拠保管)
覚えのない請求は無視。心配なら消費者ホットライン「188」へ。
⑨ 副業・情報商材詐欺
「スマホで簡単に月50万円稼げる」「動画を見るだけで報酬」などの副業を装い、初期費用や情報商材を買わせる詐欺。
▶ 典型的な手口
- SNS広告・YouTube広告で「○○するだけで月収50万円」
- LINE登録すると、無料動画→「具体的な手法」を3万円で販売
- 3万円払うと、さらに「上位コース」30万円・「サポート付」100万円の購入を勧められる
- 実際には全く稼げず、講師は連絡断絶
▶ 防ぐ方法
✓ 「楽して稼げる」は100%嘘
本当に楽して稼げるなら、その人は他人に教えずに自分でやり続けます。
✓ 当サイトで会社名・販売者名を検索
特定商取引法表示にある販売者名で検索し、過去に処分歴がないか確認。
⑩ アポ電強盗(最も危険な前段階)
電話で「家にいくらお金がありますか?」と資産状況を聞き出し、後日強盗に押し入る凶悪犯罪。命の危険があります。
▶ 典型的な手口
- 市役所・銀行・通販・調査会社などを装って電話
- 「資産調査です」「家族構成は?」「タンスにいくら入っていますか?」
- 「金庫はありますか?」「家族は何時に帰ってきますか?」
- 後日、複数人の若い男が「宅配です」「警察です」と訪問→侵入→暴行→金品強奪
▶ 防ぐ方法
✓ 電話で「家のお金」「家族構成」「在宅時間」を聞かれたら即切る
正規の調査でこれらを聞くことはありません。
✓ 自宅のドアを安易に開けない
インターホン越しに対応。配達員でも、注文した覚えがなければ受け取らない。
✓ 電話番号通知&ナンバーディスプレイの活用
非通知・公衆電話・知らない番号は出ない設定にする。
📞 困ったとき・怪しいと思ったときの相談窓口
消費者ホットライン
188
「いやや!」と覚える/全国共通/お近くの消費生活センターへ
警察相談専用電話
#9110
緊急性のない相談/犯罪に至っていない不安にも
緊急時(被害発生中)
110
強盗・侵入・身の危険・現行犯
北海道立消費生活センター
011-221-0110
平日のみ/道民専用
金融サービス利用者相談室
0570-016811
金融庁/投資・銀行・無登録業者
フィッシング110番(道警)
0120-924-839
サイバー犯罪相談
👨👩👧👦 ご家族へのお願い
高齢のご両親には、このページを印刷して冷蔵庫に貼っておくと効果的です。詐欺の電話を受けた瞬間に「あ、これ書いてあった」と思い出せます。
また、定期的に「最近こういう電話なかった?」と声をかけることが、最大の防御になります。